冬の味覚と言えば、カニですが、ズワイガニ漁が2018年も11月6日に解禁されました。2019年の3月20まで漁は続きます。
同じズワイガニでも、兵庫県近辺で水揚げされるオスのズワイガニは「松葉ガニ」、福井県近辺の漁港で水揚げされるオスが「越前ガニ」と呼ばれるブランド・カニです。
しかし、昔は気軽に食べていた感じがするカニですが、値段が年々高騰しているのか、我が家ではお正月くらいにしか、口に入ることがなくなりました・・・。
うおおおおお松葉ガニが食べたい!!
■マジで!?1パイ200万円の松葉ガニとは!!
11月6日から松葉ガニの漁が解禁され、2018年の今年の初競りでは、1パイ200万円の値が付いたようです。
カニ1パイで200万円ですよ!カニ1パイで!
1パイ200万円の値の付いた松葉ガニは、松葉ガニの中でも「特選とっとり松葉がに五輝星(いつきぼし)」と呼ばれる厳しい基準をクリアしたトップブランドになるカニです。
水揚げされる松葉ガニの中での出現率は0.01%という希少性ですが、初競りという事もあって、この値が付いたんでしょう。
【特選とっとり松葉がに五輝星(いつきぼし)の基準】
1.大きさ:甲幅13.5cm以上
2.重 さ:1.2kg以上
3.形 状:脚が全てそろっているもの
4.色合い:鮮やかな色合い
5.身入り:身が詰まっていること
1パイ200万円で競り落としたのは、鮮魚料理店を営む店主との事ですが、落とした松葉ガニは、しばらくは店に飾っておくそうです。
スグに調理しては200万円の値打ちが無いですもんね。
飾っておくにしても、そんなに活けカニって日持ちしないでしょう。
飾った後、どうするかは未定なんだとか。
■松葉ガニを食べに行くべきか、取り寄せるべきか。
「食材に旅をさせちゃあいけない」と言うのは、「美味しんぼ」の山岡 士郎の言葉だったでしょうか。
松葉ガニを食べるなら、やっぱり現地に行って食べるのが一番でしょう。
我が家も昔、年末に旅館を取って家族で松葉ガニを食べに行ったことがありますが、しかし、子どもがまだ小さかった為、旅館に着くと家とは違う環境なので、ガサつくは、ハシャグはで、とても落ち着いてカニを堪能することが出来ませんでした。
しかも、帰りは雪が積もってきたので、途中足止めをくらいヘトヘトになって家路に着いたことが思い出されます。
行き来の時間や現地で楽しめる要素がないなら、気兼ねなく家で松葉ガニを堪能できるお取り寄せがいいかもです。
ただ、お取り寄せの場合、気になるのが、松葉ガニの程度や鮮度になりますが、どうしても気になるのなら、タグ付きの活商品を扱っている通販サイトで購入することです。
よく、カニのツメあたりにタグの付いているカニと付いていないカニを目にしますが、カニは水揚げされてサイズ及び品質で区分されますが、タグが付けられるカニは、身入りのいいブランドとして出せるカニに限ります。
身入りが少ないとされる脱皮後日が浅いカニや、水揚げ時点で死んでいるカニにはタグは付けれれません。
■松葉ガニは年々漁獲高が減っている。これからどうする?
ズワイガニの漁獲高が年々減っていると聞きます。
漁獲高が低いと市場に出回るカニの値段は上がるので、ますます庶民にとって、松葉ガニや越前ガニは高嶺の花になります。
漁獲高が減っている原因としては、ズワイガニの少子化で、今年は稚ガニの数は過去20年の中で最低で、このままでは3年後には6割弱になるといいます。
加えて中国や東南アジアもズワイガニの美味しさに気づいたのか、需要が増えていることです。
カニ好きにとっては、もっと身近にカニを味わいたいものですが、何とかならないものですかねぇ~・・・。というところに救世主が現れました。
現れましたというか、すでに前から現れていたのですが、それが「カニかま」です。
「な~んだ・・・」と思うことなかれ!
最近の「カニかま」はカニ感にこだわった“そっくり商品”なんです。
中でも高級カニかまになると、外見まで身の詰まったカニの太い脚を忠実に再現し、なおかつ本物のカニよりもカニのうまみ成分が多く含まれていて、鍋用もあるので、わずか1000円足らずでカニスキ鍋も楽しめます!
カニの漁獲高が減る中、確実に売り上げを伸ばしているヒット商品です。