今日のYAHOO!ニュースで、目からウロコのような記事が飛び込んできました。
スズキ自動車が始業前にやっていた体操や朝礼が「労働時間」に当たると、労働基準監督署から是正勧告を受けて、今までの始業前の体操や朝礼の時間分を未払い賃金として払ったというのです。
「えェェェェェ!朝礼って今までズーッとやってるじゃん!?」
って感じですが、特に今まで朝礼や社内清掃なんか、労働時間がどうのこうのと考えたこともありませんでした。
記事によると、労働者が自発的に任意にしている場合は、労働時間には当てはまらないそうですが、使用者の指揮命令下や、全員でやるのが当然でしょのような暗示を受けているような場合は労働時間に当てはまるようです。
振り返ると、毎日始業時間前に社内清掃してるじゃん!うちの会社の場合、朝礼は始業時間になってからですから、朝礼は経営者側からするとセーフということになりますか。チッ・・
体操はないけど、毎朝の清掃は任意かと言われれば、絶対任意ではない事は確かです。
入社した時から朝の清掃は始業時間より早く来て、全員でやるものと、暗黙の了解みたいになってましたし、自分ひとりやらなかったら、やっぱり上司に怒られるし、気まずいです。
でも、日本のほとんどの会社は大手・中小問わず、朝の朝礼や体操や清掃が労働時間うんぬんという認識は使用人側も労働者側もあんまり持って無いような気がします。
学校教育が授業前に全体朝礼やったり、全体清掃してたりしたので、社会に出てもそういう感覚になるのかもしれません。
ブラック企業や過労死が騒がれだして、労働基準監督署もやっと聖域に手を出してきた感があります。
昭和の人間としては、就業時間とか関係なく、朝礼や清掃は、朝のこれから仕事を始める為のスイッチを入れる時間と割り切ってやってきたので、どこの会社に転職しても当たり前の風習という感じで捉えてますが、
でも、今まで気づかなかっただけ、悪くい言えば、いいように使われていただけなんですね。
雇われる側も言いなりになる時代では無くなってきました。やっとこの国も働き方のあり方が変わって来たのかなというところです。
今回のスズキ自動車が是正勧告を受けて未払い賃金として払ったというこの記事を見て青ざめている経営者は多いのではないでしょうか。